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第三弾研究授業

※投稿と内容に時差があります。

小学校部会で行っている研究授業が3回目を迎えました。

サモアの先生たちへの技術移転を目的にしたこの研究授業、

先生たちの意識が変わっているのかどうなのか、いまいち成果が見えづらいところではありますが、

当初の計画通り、順調に回数を重ねています。


今回は、私と同じタイミングで派遣された同期隊員の番。

これまでの2回は算数でしたが、授業者の隊員が理科を中心に教えていることもあり、初の理科で、(私も苦手な(笑))月の満ち欠けの単元。

どうして月の形が違って見えるのかについて、月に見立てたボールを使って、太陽と月と地球の位置を変えながら確かめていく活動を取り入れていました。


今回の主張点は、理科で活動を取り入れる、ということ。

子どもたちが試したり、自分の目で確かめたり、そんな活動を取り入れることで理解も深まるし、楽しく学ぶことができる、

そういうことを伝えようと、入念な準備の下に授業が行われました。
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授業は、几帳面で真面目なその隊員らしく、安心して見ていられたし、子どもたちも頑張っていたし、先生たちも興味を持ってくれていたように思います。
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むしろ、授業より、その学校の先生方に話しかけられて、授業に全く関係ない会話をしてしまって、

それがビデオ撮ってるのに入っちゃわないか、の方が心配でした(笑)



ただ問題は、そのあとの 討議

これまで、自分たちが行った過去2回の研究授業を含め、何度か授業公開、その後先生方による討議という形の研修やセミナーに参加してきました。

ところが、今回だけでなく毎回感じるのが、サモア人の先生たちとの意見交換が深まらないという現実。

例えば、

・○○という言葉の意味が分かりました。
・△△について、今までよく分かっていなかったけれど、今回ちゃんと理解することができました。


といった、子どもの学習内容そのものを一緒に学べました、というような意見、

・今まで出た意見と同じです。
・さっきの先生が言った通りです。


といった、前の人に完全に同調してしまっている意見、

などなど、意見が単発で終わってしまって、関連した意見が出ない、意見が深まっていかない、

そういう討議ばかり。いや、むしろこれは討議ではない。


そういえば、思い当たる節はいくつかあります。

・サモアでは、テストのあとのテスト直しをあまりちゃんとしない。
 テストを返さずに点数しか子どもに伝えない場合もあるし、
 (というか、うちは問題を黒板に掲示して子どもがノートの切れ端に答えだけ書いていくので、返されたところで、どんな問題だったかも分からないし、復習のしようがない)
 子ども自身も点数にしか興味がない。
 とにかく「やる」ことが大事で、そのあとの復習、反省、振り返りをしない。(ことが多いと思う。)

・サモア人が考えるいい授業の基準が、「見た目の派手さ」に偏っている。
 見てぱっと分かること(教材を使っている、グループ活動をしている、活動をしている)を基準にして授業を見ているので、
 それを何のためにしているのか、それによって子どもたちの学びがどう深まったか、など目に見えない大事な部分にまで意識が及ばない。
 目に見えることしか注目できてない。(気がする。)

・基本的にサモアは年功序列。年上の人、立場が上の人のいうことは絶対。
 だから、若い先生たちは自分の意見を求められる機会自体が今までにあまりない。
 上の人の言うことに従っていれば、問題がないので、自分で考えたり新しい意見を生み出したりしよう、という意識を持っていない。(ように感じる。)

あくまで、私がそう感じている、というだけなんですが。

こういうサモアの風習というか文化というか?サモア人の意識、考え方自体が、

授業公開→討議という、今私たちが進めている研究授業のやり方に合っていないんじゃないかな…
と思ったりもするわけです。



これまでも微かに(いや、あんまり考えないようにしてきたけど、実は結構)、思ってはいたけれど…

これは、日本のやり方しかしらない自分たちが、日本のやり方を押し付けているだけなのでは?

日本のやり方を紹介するにしても、もっとサモアに導入しやすいような形にアレンジする必要があったんじゃない??

サモア人の先生たちの「問題意識や課題意識」(もっといい授業がしたい、授業がうまくなるヒントがほしい)から出発した(ようにサモア人が感じる)活動になっているかな???

事前調査というか、根回しというか…なんというか、もうちょっと踏むべきステップがあったかも????



もちろん、今してることが全く意味がないことだとは思わない。

この方法でやっていこう、ってみんなで話し合って決めたことだから、やれるとこまでやりたい。

すぐ成果が出るとも思ってないし、続けることで先生たちに伝わるものもあると思うけど、

でも自己満足じゃなくて、この活動をよりよくするための軌道修正的なことが必要なような、そんな気がしてしまっています。



何が問題なんだろうなあ、今後どうしていけばいいんだろう・・・・

いろいろと、隊員たちと話したり、自分でも考えたりしてみました。


・アンケートの項目ごとに話し合いを進めているけれど、1人の1回の発言で全ての項目を話してもらう。
 (○○さんと同じで…と言いにくくさせてしまう。)

・立場的に一番偉い人に最後に発言してもらう。
 (最初に偉い人が言っちゃうと、それと反対意見はもちろんのこと、それ以外の意見自体も出にくくなるから。)

・授業が始まる前に、授業を見る視点をしっかり伝えておく。
 いろいろ欲張って話し合う項目を増やさずに、その視点についてだけ話し合う。
・もう少し具体的な話、自分の実践例をテーマにして話し合う。

(ぼやっとした一般論や授業全般についての意見、授業の内容に関する意見に終始しないように。)

・出た意見を板書する。
 (参加者に討議の内容を把握してもらう。同じ意見ばっかりが出ないようにする。)

・司会をしている隊員が、参加者全員を見渡せるような席の配置にしてみる。
 (きっちっとした場の雰囲気で、参加者の気持ちを引き締める。)


ちょっと考えてみただけでも、いろいろ改善できそうかも。



こうやって毎回の活動を振り返って改善していくって大事なんだろうな、と改めて。

特に、相手は日本人じゃない。同じ感覚、同じ意識なんて持ってない。

相手の出方を探りながら、こっちが手を変え品を変え、やっていく必要がある。

だって、私たちがしていかなきゃいけないのは「自助努力支援」。

1年後にはサモア人に1人立ち(の兆しのようなもの?)をしてもらわなきゃいけない!!


ぐるぐるぐるぐる・・・・と考えているうちに、

っていうか、当たり前だけど、これって何するにしても一緒。まさにPDCA!

私は自分の活動についてそれがちゃんとできてるのかな…うーん、ちょっとできていかも…。

日々こうやってもぞもぞぐずぐず考えています(笑)

よし、次の回の時までに、ちゃんと考えまとめて他の隊員とも話してみようー!!
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第一弾研究授業

私が活動を始めて、少し経った頃からずっと考えていたこと。

「サモアの教育に少しでも残ることをしたい。少しでも大きな影響を与える活動がしたい。」


もちろん、今担当している目の前の子どもたちの力を伸ばしたい、という思いはあって。

でも、素直な子どもたちがどんどんいろんなことを吸収していってくれる反面、

私が帰国してしまったら、そこで全部終わり、また元通り、そんなことになっちゃうんじゃないかという不安も持っていました。



JICAの事業の大事な考え方の1つとして、「自助努力支援」という考え方があります。

これは、お腹がすいている人に、魚をあげるのではなく、魚の捕り方を教えて、今後自分で食料が手に入れられるようにする、という考え方。

私の要請に当てはめて考えると、子どもたちへの指導を私が代わりにやってあげるのではなくて、

指導の仕方そのものを現地の先生に伝達していくこと。それも求められています。



正直、学校配属隊員は、授業をすることを期待されているし、こっちも授業したいと思って来てるし、

目の前にダイレクトに反応を返してくれる子どもたちがいるので、

こっちもついつい子どもに目がいって、マンパワーで終わってしまうことも多々あるとは聞いていたけれど、

(あ、マンパワーが絶対ダメとは思わないけど。)

やっぱり、サモアの教育にできるだけ大きな影響を与えるには、先生にアプローチすることも必要。

私が直接関われる子どもの数より、サモアの先生が直接関わる子どもの数が多いのは当然のことだから。


しかも、毎日、うちの学校の先生方を見てると、

「せっかく先生という職業を選んだんだから、この人たちに教えるおもしろさや喜びを感じてほしい」

という気にもなってくるのです。



とまあ、前置きが長くなりましたが、そんなこんな、子どもたちだけでなく先生たちにも働きかけていきたい、そういう思いが強くなってきて、

以前から任地での活動とは別に活動してきた「教育分科会」の中で「小学校教育部会」を立ち上げ、

他の小学校教育隊員と協力して、自分の学校での取り組みがより成果を挙げられるような、

サモアの教育により影響を残すことができるような活動を目指して進めていくことにしました。



活動内容は、

・教材や指導法の共有、整理、保管
…私たちが帰った後も使ってもらえるように。

・MESC(教育省)の教科書づくりのサポート
…サモアの小学校には教科書がないのです。最近になって、教科書を作る動きが出てきていて、まずは理科の教科書づくりから取り掛かっています。

などなどですが、新しく、まさに今始動しているのが 「Professional Development programの実施・改善に向けたサポート」



Professional Developmentとは、教員の資質向上のためのプログラムで、日本でいう現職教育のようなもの。

今年から、月2回のProfessional Development(通称PD)を必ず行うように、とのお達しがMESC(教育省)からあり、

実施要領みたいなものが配布されたり、それについての校長会議が行われたりしているようですが、

実際に実施されている学校は、私たちの集められる情報の限りでは、まだまだ少ない。

そこで、日本の研究授業をサモアの教育現場に導入し、PD programを始めていこう、もしくはよりよい形で実施できるようにしよう、という活動を行っていくことにしました。



サモアには主要な島が2つあるので、島ごとに分かれて、

同じ島のボランティアが1つの学校に集まり、代表者が授業、その学校の先生と一緒に全員で参観、そして研究討議を行う、というプログラム。

今は最初だから、授業者はボランティア、でもゆくゆくはTTやサモア人の先生がT1に、というふうに移行できたらいいな、

やり方が分かってもらえたら、サモア人だけで運営して続けていってくれたらいいな、という願いを込めて。



その、記念すべき第1回目の研究授業が、行われました。

授業者は一番長く活動している先輩隊員。

ここが先輩隊員の学校。


振り返ると海の見える学校!


ここもJapan aid。


この先輩隊員は、サモアでまさかの担任をしているのですが、(しかもまだまだサモア語がメインの4年生。)

なんと、オールサモア語で、子どもたちとのやりとりを通して授業を行ってくれました。


あまりのある割り算の導入だったのですが、

・割り算で使う九九の復習を授業の最初に行う。
・全体で答えさせずに、1人1人に答えさせる機会を与える。
・具体物を使って問題文の状況をイメージさせる。
・図を描いてあまりのある割り算の意味をちゃんと理解させる。


などなど、サモア人に学んでほしい点がたくさんあったし、

何よりも、本時の一番のポイント「子どもより先に先生が答えを言わない。」という、

まあ一見超初歩的なことですが、サモアでは本当にあるあるな問題点について気づいてほしい、という願いが込められていました。



校長先生の働きかけにより、全員の先生が授業を参観し、討議会にも参加してくれて。


どうなるか予想もつかなかった、第1回目のうったての研究授業が幕を閉じました。



ただ、こちらの思う成果があがったかどうかは正直判断の難しいところ

そもそも、サモアは先生という立場が絶対的なので、授業が分かりにくかろうがおもしろくなかろうが、

できないのは子どものせい、授業中遊ぶのも子どものせい、という感覚を持っている人が多く、

全員の子どもができるように、とか、もっと分かりやすく、とか、

そういう考え方にまだまだ乏しい気がするし、

加えて、自分も教え込みの授業を受けてきて他を知らないので、

工夫しようにもその発想がない、そもそも教科の知識が少ない、なぜの部分や仕組みの部分を知らない

そういう問題点もあります。


先生たちが、もっと上手に教えられるようになりたい、そんな思いを持たせることの方が先なのかもしれないな~。

でも、それってどうやったら持つことができるんだろう…。

人の心を動かすのって難しいなあ。



そんなふうにもやもや考えていて、思い至りました。

例えば、私の授業中に、子どもたちが楽しそうに授業を受けていたり、

よく分かったという子どもが増えたり、テストとかの点も明らかにのびたり、

そんなふうに目に見えて、サモアの先生方と私の授業に違いがあれば、

「ん?なんでかな。」と思ったりするのかも。

そして、生き生きと教えている私の姿が、先生たちの心を動かすきっかけになるのかも、と。


とここまで考えて、結局任地での子どもたちへの働きかけが一番大事なんじゃん、とスタート地点に戻ってきたような気がしました(笑)

もちろん、先生方へのアプローチは続けていくし、サモアの教育をほんの少しでもいい方に変えたい、という思いは消えていないけれど、

学校での毎日の授業、頑張らなきゃなー、と思いを新たにしたのでした。

先生っておもしろい、教育って大事って感じながら授業してる毎日の私の姿を見せたいなー。





と思ったところで、また絶賛ボイリング中(ボイルという症状がまた出てしまったのです!)につき、発熱。

私の思いは実現せずに、今週が終わってしまいました(笑)

うん、やっぱり健康第一だな!!!!

日本とのやりとり

私は現職教員の参加制度を使って協力隊に参加しているため、

2014年の3月まで勤めていた学校に籍があります。


現職制度を利用して参加する人たちは、受験の時に試験内容が配慮されていたり、

派遣中のお給料のことも退職して参加する人に比べて優遇されていたりします。

その分、「現職参加の隊員しか持っていない知識や技術」を期待されているんだろうし(そんなのあるかな??不安。)、

私は「現職参加の隊員にしかできないこともプラスアルファでしないといけない」、ということをずっと意識しています。

それから、これはボランティアという名前ではあるけれど、私にとってはお金をもらっている分仕事だ、という意識も。



で、考えてみたところ、たぶん「伝える特定の相手がいる」ということが現職参加の特徴なんだと思います。

JICAの理念として、協力隊経験の社会還元というのが大きな柱の1つになっていますが、

協力隊を経験しているまさに今、その還元する相手がいる、というのが、私たち現職の強み。



というわけで、私は、籍のある学校の子どもたちや先生方にサモアをアピールし続けています。


具体的には、月に1度、「サモア通信」を送っていること。

毎月の(日本の)学習内容や学校行事にできるだけ沿うような内容を、写真も載せながら通信にまとめています。

在籍校の先生方には毎月毎月手間をかけているに違いないけれど、

子どもたちの国際理解や自文化理解につながりますように、と願いを込めて送っています。

ただ、日本にいて、サモアどころか日本以外の国を経験したことのない子どもたちがほとんどだ、という状況の中、

サモアの「現実・事実」を伝えるのは至難の業です。

私の伝え方によっては、マイナスのイメージしか持てなくなってしまうかもしれないし、

逆にサモアを美化しすぎることになってしまうかもしれないし。

できるだけニュートラルに事実として受け取ってほしいのだけれど、

こればっかりは、目の前で反応が見られるわけじゃないので、難しいですね。


そして、子どもたちに伝えにくい部分、サモアに入り込んでいる私だから感じられることも発信していきたい、という思いから、

同じ頻度で先生方向けの「裏サモア通信」も作っています。

国際理解教育や発展途上国支援について、少しでも考えてもらえたらいいな、と思って。

もちろん、現場がいかに忙しいかってことも分かっているので、息抜きにでも見てもらえたら、と思って、気軽に楽しく読めるようには気を付けているのですが。


ちなみに、このサモア通信と裏サモア通信は、在籍校だけでなく、仲のいい、違う学校の先生たちにも個別に送り付けています。

まあ、近況報告も兼ねて、ということで。

もし、ご入用の方は、今からでも、バックナンバーもつけて送り付けますよ(笑)



そんなこんな、細々とやりとりを続けているのですが、先日ちょっと大きなやりとりをさせてもらいました。

それは、給食週間に行う、給食委員会の集会発表で、サモアについて紹介してもらう、ということ。

小学校では、委員会活動(体育委員会とか、放送委員会とか、図書委員会とか…)があって、

それぞれの委員会が、年に1度集会で発表する機会があります。

全部の委員会が、というわけではないんだけど、学校によくある何とか週間とか、行事とかに合わせて。

そこで、1月に毎年行われる給食週間の集会のとき用に、こちらで作ったパワーポイントと原稿を使って、

サモアの食文化を紹介してもらいました。
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私が用意した内容は、こちらの主食であるブレッドフルーツやバナナの調理の仕方。

sakaという蒸して調理する方法について紹介しました。

道具を身の回りのもので作って使っているということとか、自分たちで育てたものを自分たちで食べているということとか、

そういうのも併せて、感じられるような内容に仕上げたつもりです。

そして、その発表が無事終わりました、と担当の先生からメールをもらいました。

子どもたちの反応も、そして先生方の反応も良かったみたいだし、

パワーポイントの内容を掲示にまで使ってくれたようで、何より!
掲示

こうやって、発信したことにすぐ反応が帰ってきてくれるのもやりがいを感じられるところ

まだあと1年残っている任期の中で、もっともっといろんな連携ができたらいいな~。

そう企んでいる今日この頃です。

教育キャラバン

教育キャラバンが終わりました!

サモアで活動する、教育系隊員で構成される「教育分科会」

その活動の一環として、私たちが赴任する以前から話し合いが始まっていた「教育キャラバン」

とうとう、その当日を今週の月曜、火曜に迎えました。

これまで「環境教育」「日本文化紹介」の2チームに分かれて準備を進めてきました。


今回訪問した3校では、子どもも先生方も、温かく迎えてくれ

子どもたちも私たちの拙いサモア語を一生懸命聞き取ってくれ
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環境教育のちょっと難しいだろうなという内容の劇も、理解しようと身を乗り出して見てくれたし、

日本文化紹介で一緒に踊ったソーラン節も、みんな楽しそうに参加してくれたし、
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先生方もサポートしたり一緒に参加してくれたり、

本当に、訪問校の子どもたちや先生方に盛り上げてもらった、という印象。

きっと、その3校に配属されている隊員の、これまでの関係づくりや活動が、いい方向に受け止められているからなんだろうな、と感じました。


当日の準備の様子
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環境教育の劇。子どもたちが参加できる形式にしました。
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もちろんメンバー1人1人の頑張りも、このキャラバンを支えていました。

やることに対して、決して人数だって多くはないし、それぞれ自分の活動や予定もあるのに、

誰も手を抜かないし、人任せにしないし、投げ出さないし、

ちゃんと自分の担当、役割を全うした、そんな「さすが日本人」的な業務遂行能力が光っていたように思います!

そうだよね、チームで活動するってこういうことだよね、と普段の配属先の体制と比べてみて思ったり(笑)

私もその一員として活動できたことを、素直に嬉しく思いました。




イベント中、子どもたちも先生もエンジョイしてくれていたのは確か。

ただ、キャラバンを通して、子どもたちに何が伝えられたか、何が残せたのかは、

これからよくよく吟味、検証していかなくてはいけないし、

特に、私たちの行った環境教育については、会場校になった学校の隊員に、継続的なアプローチを期待したいな、と思います。

初めから不安だったのは、 思い出と私たちの達成感しか残らない、という状態で終わること。

もちろん子どもたちが「たくさんの日本人が来てくれて楽しかった」という思い出を心に残してくれたとして、

それだけでも、協力隊の活動としては成功とみなすこともできるかもしれないけれど、

でも、私は基本欲張りなので、やるなら最大限成果を残したい!と思ってやってきました。

子どもたちの認識や行動が変わったらいいな。サモアの教育にちょっとでもプラスになってたらいいな。

そう思います。

まあ、とにかく無事終えられてよかった!!!





活動のことはここまで。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

と、きれいに終わりたいところですが、実はこのキャラバン、初めての試みということもあり、ここがサモアだということもあり、いろいろと予定通りに進まないこともありました。



事の発端は、前日の日曜。

この日は最終準備のために、訪問校へ行く予定にしていたのですが、

朝起きてみて、驚いたのは、

・暴風雨!!
・熱出てる!!!


ということ。

サモアは雨季なので、雨が多い、ということは覚悟していたけれど、

調整員さんからとのアドバイスが出るほどの豪雨。

なんとか、決行できそうとの判断をしたものの、おかげで、最終準備も結局終わらず。不安を残した状態。


そして、こんな大事な時に限って、自分が発熱しているという謎のタイミングの悪さの発揮。

原因は分かっていて、ボイルという傷口が化膿して膿がたまる症状が悪化したもの。

私は、隊員の中でもボイルになりやすい体質の持ち主として有名で、

これまでも何度も何度もボイルになり、病院にも何度もかかってきたのですが、今回は最大級。

一気に5か所にもできてるし、うち1つはこれまでにないくらいパンパンに腫れ上がっていて動きに支障が出るくらい痛いし、

リンパの近くだったこともあり、熱が出てしまったようなのです。

実はその前日の深夜に、あまりにしんどくて起きてしまい、熱が出て抵抗力が落ちている分、身体中にアレルギー反応まで出るという大惨事。

薬を飲んで熱は少し下がったものの、この日1日中とにかくとにかくしんどくて、

夕方から、実はあまり記憶もない状態(笑)。大事な最終MTGや練習も、正直身が入らない。

もー、自分の間の悪さを呪いたい!!!!


この2つの要因(雨、体調不良)は、キャラバン全体を通して、ものすごい影響力を見せつけました。


キャラバン1日目、月曜日。

やっぱり天気が悪く、準備の段階でみんなびしょ濡れ。

2校目を訪れたときには、雨量マックスで、私たちの話す声も聞こえないほど。

このときにステージにいた人たちは、声がかれるほど叫んでいました…。


その雨もさることながら、私のボイルも負けてはいない。

偶然にもこの日、私の腫れもマックスを迎え、走ると痛い。なのに雨だから走らないと濡れる。

そんな中で、訪れた学校の子どもが、準備のわちゃわちゃした状態の中で私にぶつかってしまい、

持っていたカバンが、ボイルに直撃!!!!

もーーー、声も出ないほどの激痛に、しばらくその場を動けませんでした。

子どもはぽかーん。そりゃそうだよね、そんな強くぶつかったわけじゃないもんね。

(その場面を目撃した隊員に、あとで「あれ、おもしろかったっす。」と言われてしまいました。全然おもしろくないよ!!!!!)

正直、日本文化紹介の内容であるソーラン節は、一緒に踊るのが辛かったです。

「どっこいしょー、どっこいしょ」のしゃがむとこ、ボイルに響きました。

学校を訪問している間は、全然元気だったけど、やっぱりそれは気を張っていたからなのか、

ホテルに戻ってきてから測った体温計の数値に、ちょっと驚き。弱いなー、私。


そしてキャラバン2日目、火曜日。

この日、訪問する時間には雨は降っていなかったものの、数日続いた雨のせいで、かなりの湿度

暑い!汗!!!!ホールに集合した子どもも「Vevela…(暑い)」と繰り返してる。

そして私のボイルも山場を超えたものの、やっぱりかなり腫れていて、もーしゃがめない

この日は自分の役割が済んだあと、ビデオ係に徹して、ソーラン節は一緒に踊れませんでした…。

いいなー、みんな楽しそうだったな。



それでも、最後の訪問校にして晴天バージョンで行えたのは、私たちの普段の行いの良さか、運の強さか。

その日の帰りに病院にも寄れて、ボイルもこのまま改善していくことを願うのみ。



そんなこんな、1人で(いや、雨についてはみんなでだけど)大きな壁に立ち向かっていたキャラバンでした。

キャラバンを通して一番学んだこと、天候大事、天気は人間の力ではどうしようもできない、ってこと。

そして身体が資本ってことかもな(笑)

教育分科会 その②

サモアにいる教育隊員の有志が所属している「教育分科会」

この2月にそのメンバーで、いくつかの学校を回る「教育キャラバン」を行います。

各々配属先や要請内容は違っていますが、

私たちが共通して持っている「サモアの子どもたちに伝えたいこと」、

それを協力して一緒に伝えていくための教育キャラバン。

話し合いの結果、今回は環境教育日本文化紹介の2つを内容に据えました。


ちなみに私は「環境教育」チームに属しています。

サモアのゴミ問題は、日常生活の至るところで目にする、大きな課題。

過去、生活用品の大部分を、植物を使って作っていたサモアでは、ゴミと言えば生ゴミや植物。

庭や道に捨てたとしても、動物が食べたり、分解されたりしていたのでしょうが、

生活の中にプラスチックやビン・缶などが入ってきてもその習慣が変化しなかったため、

今ではゴミが、いろんなところに、いつまでたっても残っています

せっかくの美しい海や山も、村の人たちが裸足で歩き回る道や草むらも、

残念ながら、汚い

サモアの良さが、ゴミなんかが原因でなくなってしまったりしないように、

子どもたちに、ゴミのポイ捨てをやめるように、ゴミ箱やゴミ捨て場にゴミを集めることの意味を伝えるのが私たちの目標。

劇の中に、実験や写真を見せる時間も取り入れながら、1時間を構成しています。




7週間という長いターム休みが明けてすぐに本番。

この休み中に、何度か集まりをもって準備を進めました。

先日は、その準備合宿も行いました。

大変なのは、劇をサモア語で行うということ。

日々の授業は、(私は)基本英語、ときどきサモア語、という感じですが、

内容も難しいし、英語が苦手な子たちにもちゃんと伝わってほしいので、全編約30分、サモア語です。

まず、訳すのも大変。ホームステイ先の家族や、先生、仲のいい村の人たちに協力してもらって英語の台本をサモア語に。

それをすらすら読めるようにするのも大変なのに、覚えなきゃいけないので、

途方に暮れるような作業です。

・・・・と言いつつ、私は実験道具を出し入れしたりする役なので、劇には出ないのですが。

同じチームの人たちが、ものすごく頑張って、読み合わせをしたりしていました。


私は、ひたすら小道具づくり

劇中使う人形のパネルを作ったり、
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パワーポイントに写す実験のイメージ図を描いたり、
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劇に登場するキャラクターの衣装を作ったり。
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こまごましたことだけど、劇に出てくれる同じチームの人たちの頑張りを支えられるように丁寧に作りました。



準備が進んでくると、実感がわき始めるもので、

ちゃんと伝わるかどうか、子どもたちの考え方や行動が少しでも変わってくれるかどうか、

ドキドキしてきました。

こんなに大がかりに活動するのは初めてなので、成功してほしいなあ。

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