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調理実習その2

少し前のことになりますが、8年生が調理実習をしていました。

HPE(保健体育)の一環で、健康的な食事について考える内容があるらしく、

年間に何度か調理実習を行うようです。

以前、赴任直後くらいにも、そういえばやっていました。

(その時は、ココナッツクリームと砂糖が大量に入った、健康的なのかどうなのか全くもって謎なフルーツサラダを作っていましたが。)


今回は、次の週にオーストラリアの学校に代わってしまう男の子の送別会?を兼ねてのイベントのようでした。


今回のメニューは、 sakafa’i(ゆでバナナ) supomoa ma laupele(鶏肉とラウペレのスープ)

ラウペレというのは、サモアでよく育っている野菜で、ハイビスカスの一種の葉なのだとか。

青臭すぎず食べやすいし、栄養もある、サモアで数少ない緑黄色野菜です。

少し粘り気があって、モロヘイヤみたいな。

スープや炒め物、おひたしにして食べるとおいしいです。

うちの学校に生えているので、私もときどき収穫していただいています。



まずは、材料の下準備から。

さすがサモアの子どもたち。ココナッツを削るのは、とっても上手!



バナナの皮むき組。



サモアの主食の1つであるバナナは、フルーツとして食べる黄色いバナナではなく、まだまだ固い緑色のバナナ

木で作ったナイフで上手にむいていきます。

確かに華麗なナイフ捌きでしたが、ただ、その手元に木ではなく、ものさしで作ったナイフがあったことは、見逃しませんでした。

いつも、「vase!vase!!(ものさし!)」と授業中に貸し借りして、時間くってるくせに。


使ったチキン。すごい量。




私は他の学年の授業をしていたので、途中経過は見ていませんが、

次見ると、調理が始まっていました。調理は七輪で。



ところが、味付けなどの一切を先生がやっていたので、調理実習の意味があるのかどうなのか、ちょっと??でしたが。



大きな寸胴鍋に、こぼれんばかりのスープ。



表面になみなみと浮かんだ油を取り除けば、もっと健康的な食事になると思うんだけど。


そして、完成!配膳も先生が(笑)子どもが調理の間してたのは、ハエを追い払うだけ。



前回のフルーツサラダよりは、割と健康的、とも言えなくはないスープ。


ただ、このバナナの量よ!



そして、なぜか運ばれてくるパン!半斤!!!!(もちろん食べ切れるはずもない!!!)



パンはもちろん先生だけで、別の先生たちが用意してくれたお昼ご飯。

調理実習のときには、全員の先生にたっぷりのおすそ分けがあるのに、

どうしてこんな日にまでお昼を準備しちゃうんだろう。

これだから、サモア人の健康への道のりは遠いんだよな~。

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交通安全講習会

学校には、たまに、外部の人がやってきて、講習会や行事が行われることがあります。


以前は、クリケットの普及サークルみたいな人たちが来て、

クリケットを簡単にしたゲームを体験させてくれました。



先生もやってて大盛り上がり。


NHS(保健省)の人たちが来て、1年生の予防注射と、全校生の身体計測、簡単な問診をしてくれたときもあります。



そして、今週、Policeの人たちがやってきて、交通安全の講習会をしてくれました。

私は、そんなことが行われるだなんて全く知らされてなかったので、

授業がとんで、びっくりしましたが。(しかも、今学期最後の授業だったのに。)



朝、子どもたちがせっせと準備した会場で、Policeたちの到着を待つ。



待つこと50分(笑)サモアではよくあることです。

待ち時間、子どもが前に出て、踊らされてました(笑)



そして、悠々とやってきたPoliceたちは、これまたサモアでは当たり前だけど、

待っている子どもたちの前で、悠々と準備を始める。


日本だったら、いくらゲストティーチャーといえども、早めに来て準備してしまって、

準備万端のところで子どもが入場するものですが。


講習会が始まったら、これもサモア流。話してる最中にula(レイ)をかけに行く。



いつも思うけど、これって邪魔じゃないのかなー(笑)



講習自体は、オールサモア語なので全部は分かりませんでしたが、

なかなか愉快な話のおもしろいおじさんが担当してくれてて、子どもたちは大喜び。



途中でを歌ったり、かけ声をかけ合ったりして、飽きずに話を聞いていました。


映像も見せてもらいながら。しかもその映像には、手話もついていて。



うちの学校に手話が必要な子がいるので、ありがたい配慮ですね。

残念ながら、容量が大きすぎるのか、ぶつぶつ音声が切れてほとんど聞き取れませんでしたが(笑)


立派なポスターも見せてもらって、シートベルトしてないと罰金100タラ、

運転中携帯いじってると200タラと、ものすごく怖い顔で教えてくれました。



サモアでも、そういうのあるんだなー。



ただ。

横断歩道の前では右見て、左見て、右見て、とか、

向こう側に渡るときは、止まって、見て、聞いて、考えて、とか、

大事なことは教えてくれていましたが、

正直、信号もない、横断歩道も1つしかない、車もあんまり通らない、

道路はむしろ歩行者のもの、みたいなうちの村で、

実践する子どもがどれだけいるかは謎ですが(笑)




正直派遣前は、そんな講習会や行事が行われてるなんて思ってなかったですが。

決して頻度は高くないですが、それでも子どもたちにいろんな機会が与えられているのは、いいことですねー。

サモアのおもしろい一面紹介その12

①総動員

宿題の直し中。17÷3。

手だけでは足りなかったようで、足の指まで総動員。



そんな難しくないよね?

私、かけ算使って求めるやり方、何度も何度も何度も何度も教えたよね??(涙)



②理科のノート

理科のノートに、簡単な絵を描かせたときのこと。

黒板に描いたのは、この絵。ブタが種を運んでいる絵。



(私だって決して上手じゃないし、ささっとかいたものだけど。)

1人目。



やじるしの前のブタ、これ、ちょっとバランスおかしくない?

2人目。



なんかハートの矢が刺さってるんですけど。キューピットの仕業?

3人目。



雪だるま…もうブタですらない。

4人目。



逆にうますぎて笑える。筋肉隆々。

ただ、そんなところの時間かけるのやめて。はよ描いて!



③その頭、どうしたの。

結びたいお年頃。





④戸惑うパッケージ。

袋と中身が全然違う。どっちも白いリボンなんだけど。








⑤暑いんだよね。

道で出会ったお姉さん。

帽子がなかったんだね、きっと。



服伸びちゃうよ、ってそんなこと気にするようなサモア人じゃないね(笑)

サモアのおもしろい一面紹介その11

①サモアの教育番組の一場面



リアルすぎない?



②おしゃれさん

こだわりのプレタシ。えり部分がファンシー。




③バスに乗っていると…

バスに乗っていると、あるお店の前に停車し、急にケーキが乗り込んできた。



どうやら、乗客が注文し、受け取ったものらしい。

箱どころかラップもなく、しかもこの大きさが2個!

注文主はもちろんだけれど、全然関係ない、前の方の席に座っていた乗客が、

目的地まで抱えてくれていました。



サモア流、お互い様の精神。



④人力車

エンジン不調?人が押して、その勢いでエンジンをかけようと試みている最中らしい。



でも、5分後くらいに、同じ状態で、帰ってきました(笑)



⑤サモア流コーヒーの飲み方

普通のお皿をソーサ代わりに、スプーンで飲む。



全世界の猫舌さんにおすすめ。



⑥働けよ!

あるお店に入ったら、レジの人が、トランプゲームで遊んでる。



働けよ!いや、せめて隠せよ!!



⑦高すぎる防犯意識?

道端に座っている、ベストを着た男性の背中が妙にふくらんでいる。



リュックの上から背負ってるんだね。

学校に赤ちゃんが来た!!

サモアの学校あるある。




先生が自分の子どもを連れてくる!!


大家族が当たり前のサモアでは、子どもがどんどん産まれています。

日本の少子化問題なぞ、どこ吹く風。

バスに乗ると必ずと言っていいほど、

幼い子どもをだっこしたお母さんに会います。

入院とか産後何ヶ月かは外に出さないとか、

そんなのもないようで、

この子、つい2~3日前に産まれたんじゃない!?って赤ちゃんにも、

よく遭遇します。



学校の先生も、その例にもれず、です。

うちの学校の先生のうち1人も今妊娠中で、

6月になったらmaternity leave(産育休)に入っちゃいます。



ちなみに。

サモアの学校では、maternity leaveは基本2ヶ月

出産ギリギリまで働いて、すぐ復帰します。

ちなみにちなみに。

その間の代替の先生はいません。

学校内でなんとかカバーします。

力技(笑)


そして、そんなだから、出産後、家族が赤ちゃんの世話ができないときは、

先生は、学校に我が子を連れてきます!

生徒と一緒に教室にいたり、校庭を走り回ってたり、泣きわめいてたり(笑)します。

うちの学校でも、度々そういうことがありました。




ですが!

今日はなんと、先生が新生児を連れてきました!!

産後1ヶ月弱の、ちーーーさな赤ちゃんを抱えて。


正確には、旦那さんの兄弟の子どもらしいのだけど、

なぜだか、この先生の家でお世話しているらしい。

いつもは旦那さんが面倒を見てるけど、

今日は旦那さんが忙しいのか誰も見る人がおらず、

学校に連れてきた模様。


ただ、そこらへんで遊ばせておけばいいレベルの子どもではありません。


新生児ですから!!!!


大事に大事にだっこして、


先生の机の上は、赤ちゃんグッズでいっぱいで、


ミルクをあげたり、

愛を注いだりで、

大忙し!



まぁー、もちろん授業なんてできませんよね(笑)

このクラスは、自習という名の、何もすることがない、謎な1日を過ごしたみたいでした。


子どもたちも、赤ちゃんに興味津々…と思いきや、

赤ちゃんがいる風景は日常茶飯事らしく、

あんまりわいわいしてませんでした。

万が一日本の学校に赤ちゃんが来たら、

それはまぁ、大騒動もいいところだと思うけれど、

サモアの子どもたちにとってはmasani(見慣れてる)なんでしょうねー。



あーサモアだなー、と思った1日でした。

めっちゃ可愛かったけど、

でも、やっぱり、先生には授業してほしいので、

正直、家でお世話しといてほしいです(笑)

第二弾研究授業

小学校部会の活動の1つ、各学校の教員研修、PD(Professional Development)programの実施、改善を目標にした活動として、

今月から隊員のいる学校を訪問しての研究授業を行っています。

第1弾の先輩隊員の授業のあと、2週間たって、第2回目が私の学校で行われました。



今回の授業者は私。

どんなことを先生方に伝えようか、いろいろ考えあぐねた結果、「全体指導→個別での問題解決という授業プロセス」、そして「個別指導をする」ということをメインポイントにして、

算数の授業を行うことにしました。


サモアの学校でよくある算数の授業。

何の前触れもなく黒板に問題が数問書かれ、子どもたちがそれをノートに解く。

その間先生は机で待っていて、子どもたちがノートを持って来たら、チェックをする。

子どもたちが間違っていても先生は「Toe fai(もう一回)」と言ってだけ、

分からない子どもたちは、友達のノートをcopyするしかないけれど、

そうしていたって、先生たちは何も言わないし、 copyしてても全問正解すればそれで終わり

赴任当初から、このやり方では絶対に子どもたちはできるようにならない!とすごく気になっていました。


私が授業をするようになって、

まず、全体で今日の課題と解き方を確認して、そのあと練習問題を個別に解かせる。

その間、自力解決の難しい子どもには、個別指導をして、1対1で関わる

そういう流れで授業をしてきました。

私の授業を見てくれたあと、先生に「どうだった?」って聞いたら、

「Seki!(最高ね)」とは言ってくれるものの、先生たちの授業の仕方は一向に変わらない。

よくよく見ていると、私の授業の内容(板書)を子どもと一緒にノートに写していて、

「勉強になるわ。」「初めて分かったわ。」と言ってくれたりして、

子どもの学習内容自体を先生も学んでくれているという感じ。

中には、板書の練習問題を自分で解いて、「丸付けして!」というかわいい先生も(笑)。

それはそれで嬉しいし、先生方の知識を増やすことに協力できたんなら、それも私の活動の一環ではあるんだけど、

やっぱり、授業のやり方とか、子どもが分かった!ってなるためにどうするかとか、その辺にも目を向けてほしいというのが、正直な思いでした。


そこで、超初歩的かもしれないけれど、「全体指導→個別での問題解決という授業プロセス」、そして「個別指導をする」ということをメインポイントにしたというわけです。



授業はyear7の子どもたちに、小数の割り算のひっ算。商の1の位や1/10の位に0がたつ場合。

ただ、割り算のひっ算というのは、かなりやっかいなもので、

足し算、引き算、かけ算、全ての計算力が必要。

16-16は?と聞くと、たいそう時間をかけて迷った末、1?と答える子どもたちを目の前にして、

割り算のひっ算の指導は、必死にやってるんだけど、本当に本当に本当に大変です。

しかも、year7は、うちの学校の中では人数も多いし、様々な子どもたちが同じクラスにいるので、毎回授業後はぐったりです。

だけど、だからこそ、個別指導が大事だし、子どもたちの能力差によって理解度も作業時間も差ができるので、

そのあたりを先生たちに考えてほしくて、この内容を選びました。



さて、授業はどうだったかというと。

いつもは、元気いっぱいで、
おしゃべりがやまらず、
消しゴムが飛び交い、
個別指導してほしくてしつこいほどの「Misaki!! Misaki!!!」コールがあちこちから聞こえ、
時には子ども同士の喧嘩まで始まってしまう。

そんなyear7。

ところが、この日は全先生が教室にいるということと、朝会で言い聞かされた、「ちゃんとやりなさいよ」の効果が抜群で、

いつもの元気の 8割減の状態でした(笑) やりにくいことこの上ない!!!!



日本での研究授業ででもこんな感じの時あったな、と変なところで日本を思い出したり(笑)


でも、どの子も一生懸命やってくれて、必死に計算する姿にとても嬉しくなりました。



やっぱり人数と能力差の関係で、なかなか全員に個別指導が行き渡らない中、



近くの子どもに個別指導してくれるサモア人先生の姿も!

いつもobserveしてるときは、そんなこと一切しないのに(笑)先生たちもちょっとよそいき。

でも、それでも嬉しかったです。



討議でも、たくさんの意見を言ってくれて、アンケートにもたくさんコメントを書いてくれて。

中には、

・問題を系統立てて与える
・ほめて子どもたちの意欲を持続させていた
・辛抱強く関わることが大事


などのことにも言及してくれた先生がいて、分かってくれたんだ!という気持ちになりました。



ただ、難しいのはここから。

今回私が提案したのは、サモア人の先生からしても、分かりやすく大事なこと

コメントの書きぶりからしても、全体→個別の授業プロセスや個別指導が大事だってことは分かってる感じ。

その「分かってるけどできない、しない」先生方をどう変えていくか

できないのには、先生方の気持ちの問題や知識の問題や、いろいろあるだろうけど、

しないことが当たり前になっている先生たちの重い腰をどうやって上げさせるか。


頭が痛い問題です。

ここをきっかけに、普段の授業でobserveに来てくれた先生に、一緒に個別指導をお願いして、

完全observeから、TTの授業形態に少しずつシフトしていきたいんだけど、

残念ながら、なかなか教室にobserveにも来てくれません(笑)

今日なんか、pay dayだったようで、午後から半数の先生がSalelologa(Savaii島で一番の大きな町)に姿を消しました…。


人の気持ちを動かすのって難しい!!!!!

でもそれって私自身も同じだな。

今まで長年してきた考え方や行動を変えるのってすごくエネルギーのいること

気長に、アプローチを続けていこうと思います。

第一弾研究授業

私が活動を始めて、少し経った頃からずっと考えていたこと。

「サモアの教育に少しでも残ることをしたい。少しでも大きな影響を与える活動がしたい。」


もちろん、今担当している目の前の子どもたちの力を伸ばしたい、という思いはあって。

でも、素直な子どもたちがどんどんいろんなことを吸収していってくれる反面、

私が帰国してしまったら、そこで全部終わり、また元通り、そんなことになっちゃうんじゃないかという不安も持っていました。



JICAの事業の大事な考え方の1つとして、「自助努力支援」という考え方があります。

これは、お腹がすいている人に、魚をあげるのではなく、魚の捕り方を教えて、今後自分で食料が手に入れられるようにする、という考え方。

私の要請に当てはめて考えると、子どもたちへの指導を私が代わりにやってあげるのではなくて、

指導の仕方そのものを現地の先生に伝達していくこと。それも求められています。



正直、学校配属隊員は、授業をすることを期待されているし、こっちも授業したいと思って来てるし、

目の前にダイレクトに反応を返してくれる子どもたちがいるので、

こっちもついつい子どもに目がいって、マンパワーで終わってしまうことも多々あるとは聞いていたけれど、

(あ、マンパワーが絶対ダメとは思わないけど。)

やっぱり、サモアの教育にできるだけ大きな影響を与えるには、先生にアプローチすることも必要。

私が直接関われる子どもの数より、サモアの先生が直接関わる子どもの数が多いのは当然のことだから。


しかも、毎日、うちの学校の先生方を見てると、

「せっかく先生という職業を選んだんだから、この人たちに教えるおもしろさや喜びを感じてほしい」

という気にもなってくるのです。



とまあ、前置きが長くなりましたが、そんなこんな、子どもたちだけでなく先生たちにも働きかけていきたい、そういう思いが強くなってきて、

以前から任地での活動とは別に活動してきた「教育分科会」の中で「小学校教育部会」を立ち上げ、

他の小学校教育隊員と協力して、自分の学校での取り組みがより成果を挙げられるような、

サモアの教育により影響を残すことができるような活動を目指して進めていくことにしました。



活動内容は、

・教材や指導法の共有、整理、保管
…私たちが帰った後も使ってもらえるように。

・MESC(教育省)の教科書づくりのサポート
…サモアの小学校には教科書がないのです。最近になって、教科書を作る動きが出てきていて、まずは理科の教科書づくりから取り掛かっています。

などなどですが、新しく、まさに今始動しているのが 「Professional Development programの実施・改善に向けたサポート」



Professional Developmentとは、教員の資質向上のためのプログラムで、日本でいう現職教育のようなもの。

今年から、月2回のProfessional Development(通称PD)を必ず行うように、とのお達しがMESC(教育省)からあり、

実施要領みたいなものが配布されたり、それについての校長会議が行われたりしているようですが、

実際に実施されている学校は、私たちの集められる情報の限りでは、まだまだ少ない。

そこで、日本の研究授業をサモアの教育現場に導入し、PD programを始めていこう、もしくはよりよい形で実施できるようにしよう、という活動を行っていくことにしました。



サモアには主要な島が2つあるので、島ごとに分かれて、

同じ島のボランティアが1つの学校に集まり、代表者が授業、その学校の先生と一緒に全員で参観、そして研究討議を行う、というプログラム。

今は最初だから、授業者はボランティア、でもゆくゆくはTTやサモア人の先生がT1に、というふうに移行できたらいいな、

やり方が分かってもらえたら、サモア人だけで運営して続けていってくれたらいいな、という願いを込めて。



その、記念すべき第1回目の研究授業が、行われました。

授業者は一番長く活動している先輩隊員。

ここが先輩隊員の学校。


振り返ると海の見える学校!


ここもJapan aid。


この先輩隊員は、サモアでまさかの担任をしているのですが、(しかもまだまだサモア語がメインの4年生。)

なんと、オールサモア語で、子どもたちとのやりとりを通して授業を行ってくれました。


あまりのある割り算の導入だったのですが、

・割り算で使う九九の復習を授業の最初に行う。
・全体で答えさせずに、1人1人に答えさせる機会を与える。
・具体物を使って問題文の状況をイメージさせる。
・図を描いてあまりのある割り算の意味をちゃんと理解させる。


などなど、サモア人に学んでほしい点がたくさんあったし、

何よりも、本時の一番のポイント「子どもより先に先生が答えを言わない。」という、

まあ一見超初歩的なことですが、サモアでは本当にあるあるな問題点について気づいてほしい、という願いが込められていました。



校長先生の働きかけにより、全員の先生が授業を参観し、討議会にも参加してくれて。


どうなるか予想もつかなかった、第1回目のうったての研究授業が幕を閉じました。



ただ、こちらの思う成果があがったかどうかは正直判断の難しいところ

そもそも、サモアは先生という立場が絶対的なので、授業が分かりにくかろうがおもしろくなかろうが、

できないのは子どものせい、授業中遊ぶのも子どものせい、という感覚を持っている人が多く、

全員の子どもができるように、とか、もっと分かりやすく、とか、

そういう考え方にまだまだ乏しい気がするし、

加えて、自分も教え込みの授業を受けてきて他を知らないので、

工夫しようにもその発想がない、そもそも教科の知識が少ない、なぜの部分や仕組みの部分を知らない

そういう問題点もあります。


先生たちが、もっと上手に教えられるようになりたい、そんな思いを持たせることの方が先なのかもしれないな~。

でも、それってどうやったら持つことができるんだろう…。

人の心を動かすのって難しいなあ。



そんなふうにもやもや考えていて、思い至りました。

例えば、私の授業中に、子どもたちが楽しそうに授業を受けていたり、

よく分かったという子どもが増えたり、テストとかの点も明らかにのびたり、

そんなふうに目に見えて、サモアの先生方と私の授業に違いがあれば、

「ん?なんでかな。」と思ったりするのかも。

そして、生き生きと教えている私の姿が、先生たちの心を動かすきっかけになるのかも、と。


とここまで考えて、結局任地での子どもたちへの働きかけが一番大事なんじゃん、とスタート地点に戻ってきたような気がしました(笑)

もちろん、先生方へのアプローチは続けていくし、サモアの教育をほんの少しでもいい方に変えたい、という思いは消えていないけれど、

学校での毎日の授業、頑張らなきゃなー、と思いを新たにしたのでした。

先生っておもしろい、教育って大事って感じながら授業してる毎日の私の姿を見せたいなー。





と思ったところで、また絶賛ボイリング中(ボイルという症状がまた出てしまったのです!)につき、発熱。

私の思いは実現せずに、今週が終わってしまいました(笑)

うん、やっぱり健康第一だな!!!!

サモアの子どもたちについて思うこと

※内容と投稿に時差があります。

うまく書けるかどうか自信がないけど、考えていることを書きます。

誤解のないように、愚痴になりすぎないように書けるといいんだけど…。






サモアの学校ではびっくり仰天するようなことが日々起こります。

サモア人ならではの感性とサモア人ならではの行動様式で、

毎日何かと振り回されているのですが、まあ、たいていのことは慣れてきました。


しかし、新年度が始まって、うちの学校は荒れています

その元凶はなんと校長


うちの校長については、教育について先進的な考えを持っている人でもあるし、

サモア全体の校長会でも重役として仕事をしていることもあるのだけれど、

なんていうか…日々の細々したところから、なんとなく…本心がつかみにくい、心から信用できない、ということを積み重ねてきました。

これまでもいろいろいろいろいろいろいろいろいろいろ・・・・・・・カチンときたことや、イライラしたことや、

もーやだー!!!と思ったこともあったのですが、

今回の大荒れは、MESC(教育省)もSchool Committee(地域の人々)も巻き込んだ、かなり大規模なもの。

あまり詳しくは書きませんが、校長の責務をちゃんと果たさないまま、都合のいいような振る舞いをしていた、というのが

みんなの堪忍袋の緒を切るところまできてしまった、ということでした。


その大荒れの末、なんと校長は逆切れして(!!)、捨て台詞だけを残して学校を辞めてしまいました・・・・。

おいおいおい、と言いたいことはたくさんありますが、仕方がありません。


校長先生と、今後の活動について話し合ったところだったので、私としても大変痛手だったのですが、

気を取り直してやっていくしかありません。

8学年あるのに、担任持てる先生が5人しかいない、という恐ろしい状況で、

私の活動がどうなっていくのか、むしろこの学校の子どもたちはどうなっていくのか…。

一抹どころではない不安。




ここまでもめることは多くはないかもしれませんが、サモアではこうやって日常的に先生が辞めてしまう、ということが、よく、よく、本当によくあります。

同期隊員の学校でも、「今日辞めます!」っていきなりカミングアウトした人や、新年度が始まって2週間たったところで辞めちゃった、という人もいたという話を聞きました。


日本だったら(というか私の周りだったら)、

担任したら最後まで責任をもってクラスをもちたい、
多少体調が悪くても、とりあえず学校に行く、
何とか子どもたちのために頑張りたい!!


って雰囲気があると思うのだけど、サモアは完全に先生自身の都合が優先されているように感じます。

「先生」というのも1つの職業にすぎない、というか・・・。


別に先生が聖職とか言うつもりはないし、他の職業ももちろん大事な仕事がたくさんあると思うんだけど、

国の未来を背負う子どもたちを育てているという学校の責任や役割は、私はかなり大きいと思っています。

でも、そんな子どもたちの目の前で、どんどん先生が辞めていく。

そういう状況って、子どもたちの将来にもプラスにならないんじゃないかな。

最近、そういうことをよく考えます。



サモアの教育現場の問題の1つにドロップアウト
があります。

中・高等学校を卒業する前に、学校に行くことを諦めてしまう子どもたちが多いのです。

それって、いろいろな原因があると思うし、簡単には解決できないことなんだろうけど、

あくまで印象ですが、子どもたち自身の「学校への執着心」が薄いようにも感じます。

どうしても学校に行きたい、学校を卒業したい、大学に行きたい!!そんな思いがあまりないから、

休んでも平気、ドロップアウトも仕方ない、別に学校なんて・・・・

そんな感覚を、子どもが持ってしまっているんじゃないか…。


日本でキャリア教育に関わっていた時期もあって、

本当に、日本的な思考ではあるけれど、将来の夢を持つことが子どもたちの学習への意欲に少しでもつながるんじゃないかな。

自分の中でそんな考えに至ったのです。


身の回りの大人が生き生きと働いている姿を見せることは、キャリア教育の第一歩だと思います。

それが正直難しいサモアの現状を鑑みて、子どもたちに「こんな大人になりたい」「招待こんな職業につきたい」そんな思いを抱かせてあげたいな、と思うのです。




教育っていろんなものの土台の上に成り立っているんだな、本当にそうだと実感します。

文化というと一言で簡単にまとめすぎかもしれませんが、

サモアの当たり前、サモアの日常が、もう少しだけ方向転換すれば、何かが大きく変わるのかもしれません。

もちろん、そんな大それたこと、一ボランティアが関与できるとは思ってないけど。

それでも、いくら日本的だといえども、自分が感じたことは大事にして、

自分の活動の中に少しでも取り入れていけたらいいな、と思っています。

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